札幌市で検査を受ける前に知りたい!新型コロナPCR検査、抗原検査、抗体検査の違い
PCR検査
コロナPCR検査は、鼻の粘液や唾液からウイルスの遺伝子を検出する検査です。PCRは「ポリメラーゼ連鎖反応」の略で、新型コロナウイルスの遺伝子をDNAポリメラーゼで増やして見つけることができます。
検査結果が出るまでにかかる時間は1~6時間で、陰性か感染しているかの正しい結果が出る割合を示す感度は70~80%です。特別な検査機器が必要なため、採取した検体は札幌市にある検査センターへ送られることが多く、検査を実施した医療機関ですぐに結果を確認することはできません。
抗原検査
PCR検査と同じく、抗原検査も鼻の粘液や唾液を使って検査をおこないます。ただし、PCR検査とは違い、抗原検査では新型コロナウイルス自体を検出するのですぐに結果が出て便利です。
検査では検体を検査キットに垂らして、15~30分ほど待ちます。検査キットには抗体入りの試薬が入っているので、新型コロナウイルスがいれば抗体と結びついて陽性反応が出る仕組みです。簡単に検査ができて結果もすぐわかると口コミでも評判の抗原検査ですが、感度はPCR検査の80%ほどとなっています。
抗体検査
抗体検査は、新型コロナウイルス感染症に感染した感染者であるかどうかを調べる検査です。血液を採取して、抗原入りの試薬に入れて抗原と結びつけば抗体があると判断できます。結果は30分以内にわかり、感度は85~95%ほどです。
検査キットでは陽性だと「C」「T」の部分に線が浮き出て、陰性だと「C」の部分のみに線が浮き出ます。過去に感染していたかを調べられるものですが、抗体があるからといって二度と新型コロナウイルスに感染しないわけではありません。